商売をやっている以上、
自分の売っている商品がどこにでも売っている、
あるいはありふれたモノと思って売っちゃいけない!
しかし、大半の個人商店は価格面で、
みずから進んで「そこそこの値段」をつけている。
ご自身が提供するサービスや商品を、
どこにでもある「ありふれたモノ」と
考えているからじゃないだろうか。
ありふれたモノとはなにか?
いわゆる、何の変哲もなく、
広く流通している、
言ってみれば平凡な商品・サービスだと思う。
そこには、作り手や売り手が頭をひねって生み出した
「差別化」といった特徴がないので買う側は質の悪い、
どこででも手に入るものと見なしてしまう。
食料品、洗剤、紙製品、電池、ガソリン等の商品や、事務用品、掃除用具等。
分かりやすい例でいえば、コーヒーとか。
今ではコンビニにいけばどこでも買えるし、入れたてのコーヒーも飲める。
わざわざ高い金払って飲もうとする人も多くないし、
近くのコンビニで買えるのに、
わざわざ遠くまで買いに走ろうとは思わない。
あえていうなら、より安い値段を手にしようとするならわかるけど。
その一方で、スターバックスやそれに似たコーヒーショップは、
高い値段でコーヒーを提供していてもちゃんと成功を収めている。
その差はなにか?
僕のブログを見ていけばきっと答えがわかるはずだ。
酸素がお金になる?・・・・それ、どんな魔法?
ありふれたモノなんかない。
どの商品一つ一つとっても考えようによっては唯一無二のモノになる。
一つ質問!
酸素よりありふれたモノはあるだろうか?
だって、酸素は地球上で最も豊富にあるものだから。
水の90%だって、酸素でできてるんだもん。酸素なしでは息が出来ない。
そもそも酸素はただなので、お金を払う必要もない。
あなたもこんなふうに、酸素にはお金がかからないと思っていないだろうか。
実は違う!
酸素にもお金で売買されている酸素がある。
あ、酸素マスクとか緊急用で必要なやつ・・・・とかじゃないよ。
しごく健康な人たちの間で、売買されている酸素バーの事。
アメリカでは高濃度の酸素を吸引することは身体に悪影響を及ぼすとして、
法に触れる行為だとかで浸透してないけど、
日本では特に(だけ?)繁華街で売買され続けている。
結構、横浜の酸素バーとかはおしゃれーな感じの店は多い(小さいけど)。
酸素バーや酸素カプセルとかの話題スポットは、
高濃度の酸素が1分辺り150円~200円とかでやっている。
おまけにストロベリーとかのフレーバーつきのものまである。
つまり、1時間呼吸をするだけで1万以上払ったりしてるんだ。
まじか?!
と思ってるあなた!
これで驚くなかれ!
あるサイトで販売されている酸素と比べればほんの序の口。
このサイトでは携帯型酸素吸入器が一個2000~3000円で販売されている。
それで得られるものは・・・・
そう、だいたい40回分の呼吸だ。
平均的なひとの1分辺りの呼吸は、約15回前後だから、
約2.7分間の呼吸を買う計算になる。
つまり1時間では66000円程。
もちろん、ここでの酸素は健康商品として売られている。(買う人いるのか?)
でも本当に体に良いかどうかは、確証が得られる情報なんてない.
皆さんは、「コピ・ルアク」という消費を知っているでしょうか。
聞きなれない言葉だけど、なんと猫の糞から採取されるコーヒー豆の銘柄だ。
アジアに生息している「ジャコウネコ」という。
イタチに似た猫の一種は、コーヒー豆がが大の好物。
ジャコウネコが食べたコーヒー豆は、ほとんどが未消化のまま排泄される。
そしてそれが採取され、世界最高級のコーヒー豆として売り出されている。
平均で1パック(113g)1万前後で購入することができる。
上の二つの例は、ありふれたモノでありながら高価格で売買されているほんの一部だと思う。
自分で売っている商品・サービスがすばらしい商品だと思って売った方がいい。それがどんなにどこでも手に入る商品だろうと。
何より重要なのは買い手の意見。
お金を支払う買い手こそ、商品の価値を決めている。
みんながみんな同じ趣味趣向を持っていれば、なんの苦労もないけど
経営者であるあなたの役目とは、
あなたの趣味趣向に賛同し、
その為ならお金を出すという消費者に対し、
商品・サービスを提供すること
それが本当に大事なことでしょう。
どんなありふれたモノでも差別化を図る事で、
高価格で売り出すことが可能です。
高価格をつけたいという強い意志と、その方法があれば絶対儲かる可能性が高い。