不況で物が売れないと、弱気になってしまうと値段を下げられるところまでさげるという価格戦略をとってしまい、結果として、商品・サービスの価値やそれを手にする顧客の満足度まで下げてしまう事になる・・・・
価格に関して 忘れちゃいけない事
それは、どんな商品・サービスに対しても、
多くのお客さんは、値段ではなく、
独自の判断基準に基づいて購入したいと思っている
という事
そして自分が欲しいモノに対して、きちんと納得のいく説明やアピールが行われれば、ついている価格以上の額を支払っても構わないと思っている。
この考えは不況下でも大きくは変わらない。
・・という事は、不況に伴って、それまで4%だった失業率が12%まで上昇したとしても、「たった8%しか経済状況の悪化から従来通りの基準でモノが買えなくなった人はいない」っていう事だ。
スーパーでは、経済的に厳しいからといって1回あたりの買い物量を減らした客は、なんと約半数しかいないそう。また、今までより安いメーカーの商品を買うようになったと答えた客は、わずか35%だったらしい。
一方、約半数以上の客は、割引対象商品があるにも関わらず、なじみのメーカーの食品を定価で購入している事実もあきらかになった。
目の前にもっと安く手に入る商品があるのに、
半数の顧客がそれには手を伸ばさないってことだ!
その理由として最も多かったのが「家族の健康を考えて」というもの。
「信頼のおけるメーカーの食品になら、今以上のお金を払っても良い。」
という質問に「はい」と答えた人は81%もいた。
以上の結果もあって、一番言いたいことは
「大半の客は、不況下でも頑なに独自の判断基準と嗜好、
そして家族のために使命感をもって、
商品を購入しているという事」
例え不況であっても、
消費者の大半は価格よりも
売り手からの説得力のある話に反応を示す。
説得力のある営業次第で、
たとえ店に来る前から
「一番安いモノしか買わない!」と決めていた顧客でも、
コロッとその考えを変えてしまう事もできる。
稼いでいる企業は、
不況であるにもかかわらず、
品質向上を図ったり、
商品・サービスに対して
これまで以上に高い値段をつけたりする会社もある。
賢い人は、富裕層の買う頻度は減らしても質は落とさないという購買スタイルに目をつけて、最大限に利用している。
不況時には不況時の商売のやり方がある!
どんなやり方かって?
続きは次回!