こんにちは。
さて、ここでりゅうの改めてのプロフィールをしたいと思います。
りゅうは都内の大学を出て、ディスカウントショップを経営します。
なんで、お店を始めたかというと、今までお店をしていた知り合いから、
やめるから居ぬきで使うか?って言われたからなんです。
自分の城を持ちたいみたいな願望もあったし、
親が色々お店を経営してたのもあったので。
初めは、元々ここでしてた店の業者から品ぞろえをしてもらいました。
雑貨、食品、ブランドモノ等、それが高いか安いとかも知らず、
業者の言われるままのお金を払ってました。
肝心の売上なんですけど、
普通にぎりぎりのお客さんはきてくれてたんで、
自分ひとりの食い扶持くらいは,
ほそぼそとやっていける程度はあったのを覚えています。
自分の生活をぎりぎりまで切り詰めて、
利益?(給与?)を貯めてました。
僕には野望があったのです。
いつか世の中にいる大富豪みたいなお金持ちになりたい。
世の中をあっと言わせるような商売をしてみたい!
そんな、知識も経験もない24歳の青年の漠然とした希望だけが
僕のモチベーションだったのです。
・・商売を始めて3か月。
コツコツ貯めた資金が100万ほどになりました。
「よっしゃー!やっとこれだけ貯めた!
そろそろここに来てくれるお客さんも、何も買わずに帰っていく事も多いし、
違う商品や自分が売れると思った商品を仕入れよう!」
・・ただ、毎日店に立たなきゃいけないし、
僕一人だったので休むわけにもいけません。
店は11時から20時までやっていて、行動がとれない汗。
そこで、意を決して求人を募集しました。
求人!
時給○○円
人生で初めての募集。
正直、何を書けばよいかわからない。
仕事の帰り道でそんなことを考えていたら、
町の片隅にフリーペーパーが置いてあった。
あ、そうだ、求人誌のまねをすればいいんだ!
2.3冊持って帰り、早速研究をした。
フムフム、あ、そうか・・・へー、これがこうで・・・と、こう!
みたいに夜中に独り言を言う、変な人がいたらそれはきっと・・・・・・
ぼくだ!
次の日、早速貼りだしてみる。
「早くくればいいなー」
・・・それから、2.3日経ったある日の午後、一本の電話が入る。
りりりりりりりりりり・・・・りりいりりりり!
りりりりりりりりりりりり・・・・・りりるり!
電話が鳴った!
業者かな。なんか一文字だけ変な音が鳴った気が・・・・
「ありがとうございます!○○商店ですっ!」
「あのーーーー、こ、こ、こ、うこう・・・・」
「ん? なんだこいつ? へんな人かな?」
って、切ろうとしたその時、
「高校生なんですけど、働けますか?」
度胸を決めて話したんだろうその声は、はっきりと言ってきた。
「バイトですか?うちは高校生でもやる気があれば働けますよ?よ?」
こっちがどもりかけたがなんとか言えた。なんせ初めてだもんで。
それから初めての高校生が働くことになる。
その高校生、あみ君とはこれから続く、深く奇妙な僕の人生と密接に絡み合っていく。
面接も変な感じだった。
なんか、趣味とか好きな食べ物を聞いたりと、わけがわからない面接になった。
同じことを遠回しに聞いたり、確認みたいに聞いたり、ぐるぐるしてた。
きっと、面接をする人だったらわかってくれると思う。
はじめは何を聞いたらいいかなんてわからない事だらけだ。
すぐ終わったらだめだと思って、延々と同じようなことを言ってみたり。
でも、相手は高校1年生!
こちらが聞くことを、しどろもどろながら答えてくる。
バイトが始めてだって言ってたから変に思われてはないはずだ!
「そしたら、いつから来れる?こちらも用意があるから」
「明日からこれるっス!
学校終わるのが3時なんで4時から行けるっス!」
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・一年だから、まだ大人の階段も登ってないよね。
だから口の利き方は徐々に教えていけばいっか・・・
そうして高校生A君(アミ)くんはうちで働くことになった。
次の日の4時にアミ君は出勤してきた。
「おはよっス!おにゃさっス!」
・・色々言いたいことはあるけど、おもしろいから普通に接した。
「レジはこうでこうで・・・わかった? 商品はここから出して・・・」
一通り教えてから思った。
こいつ・・・のみこみが早いっ!
一回言ったら、覚えるし、
質問してくることと言えば
教えた事の100メートル先くらいの事を聞いてくるっ!
ある商品の説明しだしたら、
この商品のこういったクレーム来たら、こう返した方がいいっスね!
そしたらこっちの商品も買ってもらえるじゃないっスか!・・みたいな。
言葉遣いはやっぱり子供だけど、考え方は大人みたい・・・・
コナンかっ!
ま、それは置いといて僕の店にバイトが入ったという話